ビカクシダの農薬・液肥 希釈計算ツール
ラベルの「〇倍希釈」をもとに、500mlのペットボトルや2L、じょうろ1杯に薬剤・液肥を何ml入れればいいかをすぐ計算。成分名から選べば、有効成分の濃度から必要なg数も出せます。ビカクシダ(コウモリラン)の害虫・病気対策と追肥にどうぞ。
計算結果はあくまで目安です。日本では農薬取締法により、農薬はラベルに記載された適用作物・希釈倍率・使用回数の範囲でしか使えません。ビカクシダには「観葉植物」や「花き類・観葉植物」に登録のある薬剤を選び、必ずラベルの表示に従ってください。成分リストには日本で未登録の成分も含まれます。「ビカクシダ使用禁止」の表示があるものは使わないでください。
〇倍希釈の計算(ラベルの倍率から)
ラベルに「1000倍」とあれば、水の量を1000で割った量が薬剤の量です。倍率と水の量を選ぶだけで、何ml(何g)入れればいいかがわかります。
早見表:〇倍希釈で入れる薬剤の量
| 倍率\水 | 500ml | 1L | 2L | 4L |
|---|---|---|---|---|
| 100倍 | 5ml | 10ml | 20ml | 40ml |
| 250倍 | 2ml | 4ml | 8ml | 16ml |
| 500倍 | 1ml | 2ml | 4ml | 8ml |
| 1000倍 | 0.5ml | 1ml | 2ml | 4ml |
| 2000倍 | 0.25ml | 0.5ml | 1ml | 2ml |
| 3000倍 | 0.167ml | 0.333ml | 0.667ml | 1.33ml |
水の量 ÷ 倍率 = 薬剤の量(ml または g)。家庭での散布ならこの計算で十分です。
成分から計算(有効成分の濃度から)
ビカクシダの農薬・肥料 成分一覧
計算ツールで選べるすべての成分を、有効成分の濃度・対象・注意点とともに一覧にしました。ビカクシダによく出る害虫・病気向けの殺虫剤・殺菌剤・殺ダニ剤と、液肥・微量要素を掲載しています。日本で農薬として登録されていない成分も含まれるため、実際に使う薬剤は国内の登録とラベルで確認してください。「使用禁止」の表示があるものはビカクシダに使わないでください。
農薬
殺虫剤
- アバメクチン 1.8%
ハダニ・チョウ目幼虫に。もともと非常に薄い濃度で使う薬剤なので、絶対に濃くしないこと。
- エマメクチン安息香酸塩 5%
活性が非常に高く、ヨトウムシ類に特に効く。
- ラムダ-シハロトリン 2.5%
幅広い害虫に効く接触型。速効性が高い。
- ビフェントリン 2.5%
一部のダニにも効く。
- デルタメトリン 2.5%
幅広い害虫に効く接触型。速効性・活性が高いので濃度に注意。
- イミダクロプリド 70%
幅広い害虫に効く浸透移行性。アブラムシ・ウンカに。
- チアメトキサム 25%
幅広い害虫に効く。浸透移行性が強く、水に溶けやすい。
- クロチアニジン 20%
アブラムシ・ウンカ・アザミウマに。
- ジノテフラン 20%
第3世代ネオニコチノイド。浸透移行性が強く、幅広い害虫に効く。
- アセタミプリド 20%
食毒・速効性。ミツバチへの影響に注意。幅広い害虫に効く。
- ピメトロジン 25%
アブラムシ・ウンカに高い効果。独自の作用機構。
- クロルピリホス 40%
土壌害虫・食葉性害虫、ゴキブリ、カイガラムシ、カスミカメムシに。
- ホキシム 40%
ゴキブリ・カイガラムシ・カスミカメムシに。光で分解しやすいので夕方の散布か株元かん注で。
- マラソン(マラチオン) 45%
低毒性でミツバチへの影響期間が短い。ゴキブリ・カイガラムシ・カスミカメムシに。
- クロラントラニリプロール 20%
ジアミド系。チョウ目害虫に高い効果、残効が長い。
- シアントラニリプロール 10%
ジアミド系。アザミウマ・ハモグリバエにも効く。
- シロマジン 50%
ハモグリバエに高い効果。
- スピロテトラマト 22.4%
上下両方向に移行する浸透性。カイガラムシ・アブラムシに。
- フロニカミド 10%
アブラムシに高い効果。ミツバチに比較的安全。
- BT剤(バチルス・チューリンゲンシス) 8000IU/mg
幼虫が小さいうちに散布。強い日差しを避ける。
- マトリン 0.5%
植物由来。
- ピレトリン(除虫菊) 1.5%
光で分解しやすいので夕方に散布。
殺ダニ剤
- ピリダベン 15%
速効性。ハダニ・チャノホコリダニの成虫に高い効果。
- ヘキシチアゾクス 5%
卵・幼若虫に効き、残効が長い。
- エトキサゾール 10%
卵・幼若ダニに効く。成虫には効かない。
- ビフェナゼート 43%
ハダニ・チャノホコリダニに速効。天敵に比較的安全。
- スピロジクロフェン 20%
卵・幼若虫に効き、残効が長い。
- ジアフェンチウロン 20%
殺虫・殺ダニの両方に効き、浸透力が強い。
- マシン油(鉱物油) 99%
気門をふさいで窒息させる物理的防除。すす病の抑制にも。
殺菌剤
- ヒドロキシイソキサゾール 30%
幅広い糸状菌に効く土壌殺菌。立枯病・苗の腐敗に特に有効で、発根も促す。
- マンゼブ 80%
幅広い病気を防ぐ保護殺菌剤。発病前に散布。
- TPN(クロロタロニル) 75%
幅広い病気を防ぐ保護殺菌剤。雨に流れにくい。
- チウラム 50%
幅広い病気を防ぐ保護殺菌剤。種子・土壌消毒に。
- カルベンダジム 50%
浸透移行性。糸状菌に幅広く効く保護殺菌剤。
- ジフェノコナゾール 10%
トリアゾール系。浸透力が強く治療的に使える。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- テブコナゾール 25%
トリアゾール系。うどんこ病・さび病にも。治療的に使える。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- プロピコナゾール 25%
トリアゾール系。斑点病・さび病に。治療的に使える。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- フルシラゾール 10%
トリアゾール系。黒星病に特に有効。治療的に使える。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- アゾキシストロビン 25%
幅広い糸状菌に効く。耐性がつきやすいので他系統とローテーションを。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- ピラクロストロビン 25%
幅広い糸状菌に効き、予防・治療の両方に。株を丈夫にする効果も。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- クレソキシムメチル 30%
ストロビルリン系。うどんこ病に特に有効。治療的に使える。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- チオファネートメチル 70%
浸透移行性。植物体内でカルベンダジムに変わる。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- エチリシン 80%
糸状菌・細菌の両方に効く。刺激臭あり。白・黒のカビ、輪状の黒斑、水浸状の腐敗に効果。
- プロクロラズ 25%
炭疽病、成長点が枯れて水浸状の黒い病斑が広がる症状に。
- フルジオキソニル 2.5%
種子処理、立枯病・根腐れ、黒く腐るパッチに。
- イソプロチオラン 40%
いもち病専用。
- カスガマイシン 2%
いもち病・細菌性の病気に。
- ゾンシェンマイシン(中生菌素) 3%
細菌性の病気(軟腐病・青枯病)に。
- メタラキシル 35%
卵菌類(べと病・疫病)専用。角ばった病斑や黒いカビが出るタイプに。
- メタラキシルM 35%
卵菌類専用。メタラキシルより活性が高い。角ばった病斑や黒いカビが出るタイプに。
- ジメトモルフ 50%
卵菌類専用。べと病に特に有効。角ばった病斑や黒いカビが出るタイプに。
- シモキサニル 72%
卵菌類専用。混合剤でよく使われる。角ばった病斑や黒いカビが出るタイプに。
- マンジプロパミド 23.4%
卵菌類専用。葉の表層に浸透する。角ばった病斑や黒いカビが出るタイプに。
- シアゾファミド 10%
卵菌類専用。少量で効く。角ばった病斑や黒いカビが出るタイプに。
- チフルザミド 24%
担子菌類(白絹病・紋枯病)専用。
- カルボキシン 20%
担子菌類(立枯病・さび病)専用。
- プロシミドン 50%
灰色かび病・菌核病に。
- イプロジオン 50%
早疫病・灰色かび病に。
- 水酸化第二銅 77% 使用禁止
細菌・卵菌類に。銅による薬害に注意。
- バチルス・ズブチリス(枯草菌) 1000億CFU/g
糸状菌・細菌の予防に。早めの散布が効果的。
- トリコデルマ・ハルジアナム 3億CFU/g
根腐れ・白絹病の予防に。
肥料
液肥・水溶性肥料(バランス型)
- 20-20-20 バランス型 成分合計60%
4〜6週ごとの定期的な追肥に。
- 19-19-19 バランス型 成分合計57%
4〜6週ごとの定期的な追肥に。
液肥・水溶性肥料(チッソ多め)
- 30-10-10 チッソ多め 成分合計50%
葉の分岐が減った・葉が早く黄ばむときに。チッソが多いと徒長しやすいので控えめに。
液肥・水溶性肥料(リン酸多め)
- 10-30-10 リン酸多め 成分合計50%
胞子が熟す時期に使える。ただし株の老化を早めることがあるので、その時期だけに。
- リン酸二水素カリウム(第一リン酸カリ) 52% P₂O₅ + 34% K₂O
胞子が熟す時期に使える。ただし株の老化を早めることがあるので、その時期だけに。
液肥・水溶性肥料(カリ多め)
- 10-10-30 カリ多め 成分合計50%
(おすすめ)4〜6週ごとの定期的な追肥に。秋に与えると冬越しに強くなる。
単肥(カリ)
- 硫酸カリウム 50% K₂O
古い葉が垂れる・葉先や縁が枯れるときに。カリ不足のときだけ散布。
中量要素
- 硝酸カルシウム 15.5% CaO
若い葉のしわ・新葉のねじれを防ぐ。リン酸系の肥料と混ぜないこと。
- 硫酸マグネシウム(エプソムソルト) 16% MgO
葉脈の間が黄色くなるのを防ぐ。葉面散布で。
微量要素
- キレート鉄(EDTA-Fe) EDTA-Fe 13%
新葉の葉脈が白っぽい・焼けたようなときに散布。
- キレート亜鉛(EDTA-Zn) EDTA-Zn 15%
新葉が小さい・詰まって出るときに散布。ごく少量で。
- ホウ素(ホウ砂) ホウ砂 11% B
ごく少量で使うこと。
活力剤・有機系
- 腐植酸入り液肥 腐植酸≥40g/L
胞子以外の原因で葉が縮れるときに。チッソ多めなので薄く・回数少なめに。
- アミノ酸入り液肥 アミノ酸≥100g/L
胞子以外の原因で葉が縮れるときに。チッソ多めなので薄く・回数少なめに。
- 海藻エキス(アルギン酸)液肥 アルギン酸≥30g/L
チッソ多めのタイプ。必ずごく薄く・回数少なめに。暑さ寒さへの耐性を高める。
- EM菌液 有効菌数≥10億/mL
用土・環境の改善に。殺菌剤と混ぜないこと。
使用禁止
- 尿素(高濃度の株元かん注) — 使用禁止
ビカクシダには使用禁止。
- 塩化カリウム 60% K₂O 使用禁止
ビカクシダには使用禁止。
- 未熟な有機肥料 — 使用禁止
ビカクシダには使用禁止。
該当する製品はありません
あわせて読みたいビカクシダのお世話ガイド
よくある質問
- 1000倍希釈は水1Lに何ml入れればいい?
- 水の量 ÷ 倍率 が薬剤の量です。水1L(1000ml)÷ 1000 = 1ml。ペットボトル500mlなら0.5ml、2Lなら2ml、4Lのじょうろなら4mlが目安です。液剤はml、水和剤・粉剤はgで量ります。
- 500mlのペットボトルで〇倍希釈を作るには?
- 500倍なら1ml、1000倍なら0.5ml、2000倍なら0.25mlです。1ml未満は量りにくいので、2Lのペットボトルで作ると1000倍で2ml、2000倍で1mlと量りやすくなります。少量の計量にはスポイトや目盛り付きのシリンジが便利です。
- ベニカは何倍に薄めればいい?
- ベニカXファインスプレーのようなスプレータイプは薄めずにそのまま使います。ベニカ水溶剤などの「〇倍に薄めて使う」タイプは、商品ごとにラベルで希釈倍率と適用作物が決まっています。ラベルに書かれた倍率をこのツールに入れれば、水の量に対して何ml(何g)入れるかがわかります。
- ハイポネックス原液はビカクシダに何倍で使う?
- ハイポネックス原液はラベルで植物の種類ごとに倍率が分かれていて、観葉植物や洋ランは薄めの設定です。ビカクシダは肥料が少なめでもよく育つので、ラベルの観葉植物の倍率かそれより薄め(1000〜2000倍)を目安に、生育期(春〜秋)に2週間に1回ほど。冬は止めるのが無難です。
- 希釈倍率と濃度(%)はどう換算する?
- 1000倍希釈は「薬剤1:水1000」の割合で、有効成分20%の薬剤を1000倍にすると散布液の有効成分は約0.02%になります。このページの「成分から計算」では、有効成分の濃度から必要なg数を逆算しています。
- ビカクシダに使える農薬はどう選ぶ?
- 日本では農薬取締法により、ラベルに記載された「適用作物」と「使用方法」の範囲でしか農薬を使えません。ビカクシダには「観葉植物」や「花き類・観葉植物」に登録のある薬剤を選び、希釈倍率・使用回数もラベルに従ってください。
散布と追肥の記録は、ビカクログで
無料のiOSアプリ「ビカクログ」なら、いつ・どの株に・何を何倍で与えたかをまとめて記録。品種ごとの育て方や病害虫のヒントも見られます。
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